社内研修の担当に
私は会社で社内研修の講師を担当することがあります。
内容は主に自社製品の説明で、
洗浄剤の特徴や他社との違い、
原料の配合理由などを伝える研修です。
研修資料も自分で一から作ることが多く、
後から入ってくる後輩が使えるように資料として残すようにしています。
専門的な内容になるので、
研修は「初級・中級・上級」で説明の深さを変えています。
自分が受けた研修はかなり難しかった
実は私が入社したときの研修資料は、
いきなり上級レベルの内容に近いものでした。
原料名や専門用語も多く、
とにかくカタカナがたくさん出てきます。
本来は「理解する」ことが大切なのだと思いますが、
当時の私は正直「まず覚えるしかない」という感覚でした。
もちろん、仕事をしていくうえで必要になる知識なのは分かります。
ただ、入社したばかりの人にとっては、
いきなり全部理解するのはなかなか大変だなと感じたのを覚えています。
会社の説明では「丁寧に研修します」と書かれていました。
もちろん実際に教えてくれる人たちは一生懸命だったと思います。
ただ、当時感じたのは
「丁寧に教えること」と「分かりやすい資料」は
別なのかもしれない、ということでした。
どれだけ時間をかけて説明しても、
資料自体が難しすぎると理解するのは大変です。
私が入社した頃の資料は、
専門用語や原料名が多く、
最初からかなり上級に近い内容でした。
もちろん後々必要になる知識なのは分かります。
ただ、いきなりすべてを覚えようとすると、
どうしても「理解」より「暗記」になってしまいます。
その経験があったからこそ、
今自分が研修資料を作るときは
「最初はイメージで理解できる資料」
を意識するようになりました。
説明の丁寧さだけでなく、
資料そのものの分かりやすさも大切なのかなと感じています。
相手に合わせた資料作りは大事だと思った
その後、社内で「研修してもなかなか覚えてもらえない」という話を聞くこともありました。
でも私は、その様子を見ながら
「覚えられない人だけの問題なのかな?」
と少し思うようになりました。
もしかしたら、
資料の作り方や説明の順番も関係しているのではないか、
と感じたからです。
そんな経験もあって、今は研修資料を作るときに
・初級はまずイメージ
・中級で原料と役割
・上級で仕組みまで理解
という形で、段階的に説明するようにしています。
研修は受ける人が理解しやすい形にすることも大切なのかな、
と感じています。
初級:まずは製品のイメージ
初級研修では、
専門用語はあまり使いません。
原料名を並べても、
初めて聞く人にはイメージしづらいからです。
そのため初級では
・この洗浄剤の特徴
・どんな汚れに向いているのか
・他社製品との違い
といったポイントを中心に説明します。
最後は「3行くらいのまとめ」で、
まずは製品のイメージをつかんでもらうことを目標にしています。
中級:原料と役割を理解する
中級の研修では、原料名も出して説明します。
それぞれの原料が
・どんな働きをしているのか
・どんな役割があるのか
を整理すると、製品の仕組みが少し見えてきます。
「この原料は○○のために入っている」といった形で説明すると、
理解してもらいやすいと感じています。
上級:配合の意味まで説明する
上級になると、もう少し踏み込んだ内容になります。
・どの原料がどんな働きをしているのか
・なぜこの組み合わせなのか
・その結果どんな洗浄効果が生まれるのか
といった、製品の設計に近い部分です。
同じ製品でも、説明のレベルを変えることで理解の深さも変わると感じています。
研修は自分の勉強にもなる
社内研修の講師をやると、自分の理解も深まります。
人に分かるように説明するには、自分自身がきちんと理解していないとできません。
資料作りは少し大変ですが、後輩がその資料を使ってくれることもあるので、少しずつ会社の知識が残っていけばいいなと思っています。


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